オールドドメインの効力と危険性、そして調べ方
IT化が進んだ2017年現在、多くのWebサイトがドメインと言う名の産声と共に誕生します。
誕生と同時にこの世から存在をなくすWebサイトもある。
存在をなくしたWebサイトはオールドドメインと呼ばれる中古品として再利用されるようになるの。
オールドドメインは注意深く取得すれば効果はあるけど、落とし穴もあるよってことが今回の内容。
・再利用するなら危険性を確認すること
・オールドドメインのサイトに魂と愛を込められるかどうか
オールドドメインとは
オールドドメインとは、文字通り古い(オールド)ドメインのこと。
オーキド博士でも、オールブルーでもない。(誰も間違えねー)
冒頭でも説明したけど、サイトは必ずドメインを持って誕生します。
ドメインには有効期限がある
Webサイトを運営する人は、.comや.jpといった何らかのドメインを取得するか悩む(はず)。
悩んでつけた名前とも呼べるドメイン名には「登録有効期限」があって、取得したドメインにもよるけど取得してから1年間の有効期限が多いです。
取得したドメインの有効期限が知りたい人は下記URLから要チェケラァ。
→ ドメインの有効期限をWhois情報から確認する
ちなみに、有効期限前に更新をしないとドメインの所有者として権利を失っちゃうの。
再申請の猶予期間があったりもするけど、失効したドメインを再び入手することは不可能に近いです。
なぜならオールドドメインのリストを販売する業者もいるわけで、期限が切れた今の今まで使っていたドメインを他人が代わりに取得する人が大勢います。
他人の物となったドメインは、その人が更新を行わない限り手出しができないからドメインの管理は大切に!
オールドドメインがSEOで有利となる理由
オールドドメインがSEOで有利とされる理由は、運営していた外部リンクやドメイン単体の評価をそのまま継承することができる点です。
簡単に言ってしまうと、検索結果の要因でもある外部的側面をある程度揃えた状態からスタートできるということ。
情報を欲している人に何らかの貢献をしていたという過程から、新しく作られるドメインよりも昔から情報を発信していたドメインのほうが優遇されることが多いの。
小学校の児童と先生だったら人生経験から見ても、先生のほうが空いも甘いも知ってるから偉いとされてるでしょ?
芸能界を引退した有名人がテレビで復活すると「あぁ、懐かしいじゃん!何してたの?」となるけど、ぽっと出の新人がテレビに出ても「誰?」ってなるでしょ?
それと同じね。
世の中に少なからず貢献したとされるオールドドメインを活用してサイトを運営することは、ゼロから作られるドメインよりも権威性を持つことになるの。
つまり権威性のあるオールドドメインを持ってWebサイトの運営を開始することは、認知度や貢献度から見ても上位表示しやすいとされているわけね。
オールドドメインの危険性
良いことばかりではないのが世の常・・・。
オールドドメインの危険性についても触れておくわ。
ドメイン自体がペナルティを受けている可能性が高い
以前運営していたWebサイトが「本当に優れたサイト」である可能性は非常に低く、やむを得ない事情で手放したドメインのほうが圧倒的に多い。
だって、上手く言っているのであればWebサイトを閉鎖する理由が良くわからないし。
サイト自体がGoogleから悪質と判断された挙句ペナルティを受けてしまって二進も三進も行かなくなると手放しちゃいますよね。
ドメインを更新するよりはゼロから作り直したほうが早いケースも・・・
オールドドメインを利用する際に最も注意しなければいけない点はココです。
取得するドメインがどんな評価を受けていたかブラックボックス
取得したいドメインがあったら、一度そのドメインがペナルティを受けていたかどうかを確認してみましょう!
オールドドメインの危険性の調べ方
いくつか方法はあるけど、今回は代表的な調べ方を紹介するわ!
ウェイバックマシーンでオールドドメインを調べる
任意のドメインが過去にどんなサイトとして運営していたかを調べるツールが『ウェイバックマシーン』。
→ オールドドメインの危険性を調べるツール:ウェイバックマシーンはこちらから
調べ方は非常に簡単!
検索窓に取得したいオールドドメインを打ち込めばOK!
ウェイバックマシーンは、過去に運営されていたWebサイトを該当月に確認が取れた状態のまま保存しているツールなの。
毎日というわけではないけど、どんなサイトを運営していたか・・・を把握するだけでも大きな違いになるわね。
オールドドメインを使って運営したいサイトのジャンルと、オールドドメインで運営していたサイトが似たジャンルであれば外部リンクの内容も大きくは変わらないはずなので優位になります。
オールドドメインへ外部リンクを貼っているサイトが『どういったアンカーテキストを設定しているかは不明』だから検討違いなジャンルのサイトであった場合は注意が必要!
オールドドメインが運営していたサイト:肌に優しいお手入れ紹介サイト
▲ リンク:参考にしたい肌のお手入れ方法(A) ▲
オールドドメインへ外部リンクを設定しているサイト:化粧品の通販サイト
▼ リンク:参考にしたい肌のお手入れ方法(B) ▼
オールドドメインで新たに運営したいサイト:ダイレクトメールのコラムサイト
Aはジャンルが似ているから親和性◎
Bはジャンルが異なるから親和性×
関連性の薄いサイトからの外部リンクは評価を受けにくいので、』どんな外部リンクが付いているかは取得しないと分からないのがオールドドメインの最大のネックですね。
ドメイン内容とサイトの内容がマッチングするかも分からないし、何より人の作ったドメインを使って愛のあるサイトを構築できるのかな・・・
そこまでビジネスライクになれればきっと大成するんだろうなぁ。
あ、オールドドメインに限ったことではないけれど、リニューアル前のサイトの状態やバックアップをし忘れた場合でも意外と役に立つ時が来るから知らなかった人はブックマークをしておくことをオススメするわ!
被リンクチェックツールでオールドドメインを調べる
「Ahrefs」や「MajesticSEO」といった被リンクチェックツールで、被リンクの質を見て安全で良質な中古ドメインをチェックかどうかを調べましょう!
→ Ahrefs
ペナルティ確認ツールでチェックする方法
「aguse.jp」や「Worldwide URI black list check 」で、過去にGoogleペナルティなどのスパムを確認しながら、良質な中古ドメインをチェックする方法なの。
どちらも世界において、ブラックリストに入っているドメインかどうかを簡単に調べることができます。
→ Worldwide URI black list check 世界のURI (ドメイン)ブラックリストチェック
まとめ
ここまでの流れを完結にまとめるとこんな感じ。
・ウェイバックマシーンや調査ツールで危険性を確認すること
・以前の運営サイトと新しく作るサイトの親和性を考えること
・オールドドメインのサイトに魂と愛を込められるかどうか
サテライトサイトを運用するつもりで一度利用してみて、よければ軌道に乗せるという方法もあるけど、そこはチャレンジですね(笑)