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SEO対策に資格が誕生!その名も【SEO検定】

【SEO対策に資格が誕生!その名も【SEO検定】

IT業界の中でも唯一?と言って良いほど資格がなかったSEO業界。

そこに新たな旋風を巻き起こすかのごとく新資格が誕生しました。

SEO検定

SEO検定 一般社団法人全日本SEO協会|Webの資格

果たして、これは『取ったど〜!』と呼べる代物なんでしょうか・・・。

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追記

なんかかなりDIsられているみたいですね、この協会。

playbaseball.hatenablog.com

SEO検定とは

SEO検定とは、一般社団法人の全日本SEO理事長でもある鈴木将司氏がこれまでの体系やノウハウをギュギュっと詰め込んだものをテストにして、それを一定の評価基準にしよう!と定められたものです。

SEO検定とは、4級から1級に進むに連れて基礎知識から、現場での実践技術、そして最先端の上位表示スキルを身につけ、実際の現場で自信を持ってSEO対策を成功させるための技能を習得することが出来ます。

それを実現するためのカリキュラムは2002年より全国でSEO対策セミナーの講師を努め、多くのSEO書籍を執筆してきた一般社団法人全日本SEO協会代表理事 鈴木将司が長年蓄積しその時代の変化に応じて適用してきた技術を体系的にまとめ作成しました。

そしてそこに東京理科大学工学部情報工学科の古川利博教授が アカデミックなクオリティーに高めるためのカリキュラム監修をした安心の学習体系で学べる検定制度です。

受講する検定級に応じて、受験する人の知見を図ることができて、かつ、大概的にも『SEO検定◯級持ってます!』と証明できるというわけですね!

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SEO検定の検定級はどんなもの?料金は?

さて、ここで気になるのがSEO検定って具体的にどんな評価になってるの?ということですよね。

検定級は全部で4つの階級に分かれています。

  • 4級 受験料5,000円
  • 3級 受験料5,000円
  • 2級 受験料6,000円
  • 1級 受験料8,000円

数字が若くなると上級ということらしいです。 英検と同じですね(笑)

▼詳しい料金はこちらから▼
価格早見表|Webの資格

SEO検定4級

  • SEOの全体像をつかみたい
  • 基本からSEO対策を学び確実に上位表示するための力を見つけたい
  • 我流で習得したSEO対策を体系的に学びさらにスキルアップしたい

これが4級の概要だそうです。つまりは入門編ってことですね。

4級だけに限ったことではないですが、通信・通学講座もあるようで、4級のカリキュラムは下記となっています。

第1章 Webと検索エンジンの仕組み
WWWの仕組み
Webサイトの仕組み
検索エンジンの歴史

第2章 Googleの特徴
Googleの技術的特徴
Googleのビジョン

第3章 SEOの意義と情報源
SEOの意義
SEO技術の情報源

第4章 企画・人気要素
SEO技術の3大要素
キーワード調査
サイトテーマ

第5章 内部要素
技術要因
コンテンツ要因

第6章 外部要素
被リンク元の数と質
ソーシャルメディアからの流入
サイテーション

新しくWeb担当者になった方やこれからSEO対策を基礎から学びたい人向けですね。

SEO検定3級

  • 集客できるキーワードの選び方を学びたい
  • Googleがサイトの中身をどうやって評価するのか知りたい
  • サイトの内部をどのように改善すれば検索順位が上がるのか知りたい

これが3級の概要だそうです。ちょっと深く入った感じですね。

狙うキーワードがどれだけの競争になるのか、狙い目、気が付いていないキーワードの見つけ方がメインとなりそうです。

カリキュラムは下記です。

第1章 検索キーワードの需要調査
1、SEO 技術の3大要素
2、検索キーワードの需要を調べる
3、Google キーワードプランナー
4、Google 検索キーワード予測
5、その他デジタルツール
6、アナログツール

第2章 検索キーワードのパターンと目標設定
1、成約率の高いキーワード
2、訪問者数を増やすキーワード
3、シングルキーワード
4、複合キーワード
5、長文検索
6、キーワードのバリエーション
7、目標キーワードの設定
8、大目標=ビッグキーワード
9、中目標=ミドルキーワード
10、小目標=スモールキーワード

第3章 上位表示するページ構造
1、内部要素の技術要因
2、3大エリアにおけるキーワードの書き方
3、ページテーマの絞込
4、キーワード分布
5、通常ページと一覧ページ
6、ページ内の文字数
7、正味有効テキストをGoogle は評価する
8、文章構造を示すタグ
9、キーワードを強めるタグ

第4章 上位表示するキーワード出現頻度
1、キーワード出現頻度の重要性と測定ツール
2、トップページのキーワード出現頻度
3、サブページのキーワード出現頻度
4、カテゴリページのキーワード出現頻度
5、サイト全体のキーワード出現頻度=コンテンツキーワード

第5章 上位表示するサイト内リンク構造
1、上位表示と成約率アップを目指すレイアウト
2、スマートフォンサイトのサイト内リンク

第 6 章 上位表示するサイト構造
1、ドメイン構造
2、論理構造
3、インデックス状況の確認
4、サーチコンソール
5、インデックスの改善方法
6、インデックスするページのコントロール

章が増えた(笑) この辺りで常に身を置いていないと挫折しそうな匂いがします。

公式サイトでは、この4級と3級が入門としているラインです。

狙うなら上級ですから、残りは2級と1級です!

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SEO検定2級

  • Googleが高く評価するコンテンツ制作法を学びたい
  • 効果的なリンク対策とソーシャルメディア活用方法を知りたい
  • 効果測定と競合調査の実務を知りたい

これが2級の概要だそうです。4級や3級と比較すると本格的な試験ですね。

サイトの中身だけでなく競合サイトをいかに調査して自社サイトへ反映させるのか、というところまで分析・改善するポイントを試されそうです。

Googleがいかにして評価の高いサイトを選定しているのか、被リンクの効果的な獲得方法、トラフィックを安定的に稼ぐための実践的知識、SNSを使った集客方法など多岐に渡ります。

カリキュラムは下記です。

第1章 コンテンツ資産の構築
1、内部要素のコンテンツ要因
2、Web コンテンツの種類
3、ユーザーの種類と提供するコンテンツ
4、ドメイン内ブログと外部ブログ
5、オウンドメディア
6、コンテンツマグネット

第2章 外部リンク対策
1、被リンク元の数と質
2、被リンク元の獲得方法
3、被リンク元の調査方法

第3章 トラフィック要因の重要性
1、トラフィックとは?
2、Googleはどのようにトラフィックを認識しているのか?
3、検索結果上位表示集団の特徴
4、トラフィック獲得の施策

第4章 ソーシャルメディア対策
1、ソーシャルメディアの重要性
2、SEO に役立つソーシャルメディアの種類
3、誰にどのような情報を発信するのか?
4、ドメイン内ブログとソーシャルメディア
5、情報拡散を促す方策

第5章 アクセス解析と競合調査
1、アクセス解析ツール
2、競合調査ツール
3、ツールで注目すべき5つの指標
4、流入経路
5、流入キーワード
6、サイト滞在時間
7、人気ページ
8、ユーザー環境

ん〜! 章を見るだけで、内部対策・外部対策・コンテンツ・SNSの使い方・競合分析と全体的に網羅しているのがわかりますね。

じゃあ最高峰の1級はどんな内容なのか・・・非常に気になりますね。

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SEO検定1級

  • モバイルSEO・ローカルSEOを学びたい
  • どうすれば検索順位を回復できるか知りたい
  • トップレベルのSEO技術を習得したい

これが1級の概要だそうです。なんか単語が曖昧すぎて逆に伝わりにくいのは私だけでしょうか。どうすれば検索順位を回復できるか〜なんて、そのサイトを見てみないと何とも言えない気がしますけど(苦笑)

ほかには、アプリ集客のノウハウも学べる、地元客を集客するローカルSEOをマスターできるともされています。

『総合的な分析力、問題解決力を習得できる最高峰のSEO技術』とも評しており、持っておいても損はなさそうですが資格を持ったからといって絶対にビックキーワードで1位になる力が身につく!と過信するのは禁物です。

第1章 モバイルSEO
1、モバイルフレンドリーアップデート
2、モバイル版Googleの特性
3、Webサイトのモバイル対応方法
4、Webデザインのモバイル対応
5、モバイルユーザーが好むコンテンツ
6、モバイル対応サイトのトラフィック対策

第2章 ASOとアプリマーケティング
1、モバイル集客の意味
2、モバイルユーザーとの接触方法
3、即戦力になる集客アプリ
4、独自アプリの企画・開発方法
5、低コストまたは無料でアプリ開発をする方法
6、ASO:アプリストアのSEO対策

第3章 ローカルSEO
1、ヴェニスアップデートとは?
2、キーワードの地域性
3、MEO:Googleマップの上位表示対策
4、ローカルSEOの内部対策
5、ローカルSEOの外部対策
6、全国で上位表示するためのナショナルSEO

4章 Googleアップデート
1、パンダアップデートの意味
2、パンダアップデートに耐えるコンテンツ
3、ペンギンアップデートの意味
4、ペンギンアップデートに耐えるSEO
5、その他のGoogleアップデート

5章 検索順位の復旧方法
1、検索順位が落ちる原因
2、検索順位の復旧方法
3、検索順位復旧の効果的な手順
4、自社に不利な情報をGoogleに削除してもらう方法
5、リンク対策ポリシーの策定
6、SEO担当者の倫理基準

6章 SEOの未来
1、比較・ランキングサイトとユーザーの利便性
2、人工知能の実装
3、マルチデバイス時代
4、検索エンジンの多様化

字面だけみると2級のが良さそうですが、1級は2級よりも上級なのでそれも踏まえた内容である(はず)!!

上位表示することも大切ではありますが、落ちてしまうことも当然あります。

そんな時に「なぜ落ちてしまったのか・・・」を分析するノウハウや知見を学べてテストできるだけでも効果はありそうです!

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SEO検定の今後

まだ発足したばかりなので断言は避けたいのですが、デメリットもあると思います。

『SEO検定の資格を持ってます!』

『・・・だから何!?』となりかねないところですね(笑)

これはどんな資格でもそうですが、資格を取っても実務で活かすことができないのであれば意味はありません。

かといって、体系的に学ぶには資格が一番手っ取り早いのも事実。

このあたりはご自身の置かれているポジションや今後の展望によって判断するのが一番ですね!

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とはいえ、2級か1級を持っておけばとりあえずはOKそうですね!

1. SEO検定はあくまで「検定」
2. 検定を取ったとしても活かし続けなければ意味がない
3. 取ってある程度の知識を習得するのは有

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