【検索する感情を知る】エド・バーネットの40:40:20の法則とカスタマージャーニーマップはSEOでも重要
Webサイトで集客したい時に気をつけるのはユーザーに「回答」を用意できているかが重要。
アクセスして欲しい人に向けてちゃんとターゲティングができていて、かつ、訴求できているかが肝となるわけよね。
Webサイトの「ゴールがどこ」で「ターゲットは誰なのか」を明確にしておく必要があるのよ。
・デザインの追求だけでは△
・SEOからユーザーの検索意図を想定したSXOへ
・カスタマージャーニーを使おう
マーケティングの入門書には必ずといっていいほど出る項目「4P」が有名だけど、エド・バーネットによれば、集客のあるWebサイトは40:40:20の法則を駆使していると言われているの。
40:ターゲティング
40:商品の魅力(品質)
20:デザインやプロモーション
ちなみに4Pとは、
- 「商品」
- 「価格」
- 「宣伝」
- 「流通」
という4のつカテゴリーからマーケティングのフレームワークのこと。
1990年代からは、この概念が変わって4Cに変わってるともされてるわ!
4Pは売る側の視点、4Cはユーザー側からの視点とい大きな違いがあるんだけど、エド・バーネットの40:20:20の法則は4C寄りの考え方に近いかもしれないわね!
エド・バーネットの40:40:20の法則
一言で言ってしまうと、モノやサービスが売れるための法則です。
40% : 顧客のターゲティングできているか
40% : 商品の魅力の打ち出し方(品質)が明確か
20% : デザインやプロモーションが伝わってるかどうか
・・・何となく納得してしまいますね。
40:40:20の法則のよれば最新のサイトデザインは最重要項目ではない
「見た目を格好良くしてくれれば売上が上がるんでしょ?」
これは半分正解で半分間違いじゃないですかね。
いや法則によればデザイン力は満点でも20点です。
Webサイト制作だけでなくWeb上で集客しようとするときにはサイトのデザインは十分要素ではありますが必須要素ではありません
※あまりにも古いのはNG
最新の技術を駆使した見た目だったら「格好良い!」となりますよね。
綺麗な女性やカッコ良い男性は『良い!』と思うのと同じですから当然です!
当然ですよ。
40:40:20の法則通りならば、デザインよりも重要なのが『ターゲティング』と『商品の魅力』とされているわけ。
デザインばかり凝っても『ターゲティング』と『商品の魅力』を見逃していると大きな機会損失になっちゃうということですね。
「誰に」「何を」「どのように」伝えるかが『集客・アクセス』に影響
例え話をしましょう!
女性用エステ商品を「30代の女性」に売れるようにしたいWebサイトがありました。
エステ商品はインパクトとデザイン性が重視だ!と思って、とりあえずデザインを意識し、技術も最高レベルのWebサイトを作りました。
クリックするのが20代であったり60代であったりバラバラで、思ったほどお問い合わせや購入をされない。
大金をかけて最新の技術を導入したけど最も訴求したい30代からのアクセスが目標に届いていないという課題が残ってしまった。
真っ先に考えるのは、「なぜ狙ったユーザー(30代の女性)のアクセスがなかったのか」よね。
原因は、商品価値の表現が曖昧だったりターゲットとしているターゲット層への訴求が弱かったからかもってことになるわ。
商品のウリ(USP)も良く分からなく、ただ見た目だけが綺麗なサイトで終わってしまっていることも考えられちゃいます。
サイトデザインだけでは不十分ということ。
「誰に」「何を」「どのように」売っていくかが重要なわけで、デザイン性は後回しです。
狙ったターゲット層が「おっ」と思うようなデザイン性だから相乗効果が生まれるってことに繋がりますね。
どれだけカッコイイWebサイトを作っても見てもらえなければ、見てもらう人が伝えたいターゲット層に伝わらなければ、たとえ上位表示に成功しても成功しない可能性が高い。
全体の点数を上げる方法:カスタマージャーニーマップを使おう
ユーザーの検索している感情を意識することは非常に重要
近年では、SEOはSXO(Search Experience Optimization:検索体験の最適化)に変わってきているとも言われているわ。
ここでは割愛するけど、『ユーザーの検索意図を想定したコンテンツを提供して、サイト内でユーザー体験を追求すること』だと思っておいてね!
カスタマージャーニーマップは、Webサイトに訪れる人が「どういった悩みを解決できるのか」であったり「検索した感情や背景」、「検索のその先に知りたい真の目的」を想定するのに役立つの。
※ 参考:http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/11/14/16305
旅館のWebサイトで集客したいのなら(例1)
温泉で癒されたい→温泉の泉質が良いですよ 美味しい食事がありますよ→料理人が手を込んで作ってます
これではNG
旅行は何も泊まって食事をして帰るだけじゃない。
家に帰るまでが旅行。
遠路から来る旅行者にとって必要な情報を考えれば、「地元の人が進める料理屋(年代別)」「渋滞を避けて移動する裏ルート(方面別)」「旅館のオーナーがオススメする日帰り温泉(効能別)」とか色々浮かびますよね〜!
「彼氏 ムカつく」で検索するユーザーはどんな人?(例2)
①彼氏がウザいんだけど共感してくれる意見が欲しい(女性の心理があっているか知りたい)
②彼氏がムカついてるんだけど、男の心理がわからない(男性の心理が知りたい)
同じ検索キーワードだとしても、ユーザーの検索する感情と背景によって知りたい情報が異なるケースの代表例ね。
構成するページ内容にもよるけど、この2つの意見を合わせて1ページにまとめるのも良いわよね。 男性目線と女性目線の意見を両方とらえているし、おそらく喧嘩している状況だと推測できるから「上手くいく仲直りの方法」を最後にまとめとして載せておくのも良いわね!
まとめ
じゃあ簡単にまとめるわよ〜!
・デザインの追求だけではユーザーに響かない
・SEOからユーザーの検索意図を想定したSXOへ意識を変える
・カスタマージャーニーを使おう
SEO対策ってタイトルとかh1、canonicalやalternateといった技術的な側面よりも「ユーザーが真に知りたい情報」を的確に用意することが評価されている気がする。
もちろん、最低限の対策は必ず行わないとGoogleに評価されないからしっかりと対策を行ったうえでユーザーの心理に答えるように意識しましょ!