検索順位が下がる主な11の原因
検索順位をあげるのは大変なのに、順位が落ちるのはあっという間なのはなぜだろうか。
今回は、検索順位が落ちてしまう11の原因をあげてみたよ!
ちなみに、大きく分けると人間の手によるヒューマンエラーとGoogleからの警告の2パターンしかないよ!
・人間の手によるヒューマンエラー
・Googleからの警告
ヒューマンエラーによる順位下落
順位が下がる原因は人間の手によるヒューマンエラーが9割を占めていると言ってもよいほど大きな割合を占めている。
コピー(重複)コンテンツがある
運営しているサイト内やページ内に自社サイトや他サイトと同じテキストが記載されている場合は要注意!
意外と気がついていないのが運営しているサイト内に同様のコンテンツが生成されてしまっていること。
Wordpressは投稿ページがカテゴリーに紐付いているページと、タグに紐付いているページが自動的に生成されてしまう可能性があるからね。
URLが異なっても同じ内容があったらコピー(重複)コンテンツがあるとGoogleは判断するから、気になる人は調べてみよう!
調べ方は「site: URL “コンテンツの一部をここに記載"」です。
これは、URL内に"●●"というテキストが含まれるページを検索結果に表示するというもの!
別ドメインで類似サイトを運営している場合は時に気をつけること!!
気になる人は調べて見てね!
コンテンツの質が低い・悪い
質の低いページが多いと自ずとサイト全体も評価が落ちるから要注意
Wleqといったキュレーションメディアの影響によって日本独自のアップデートがあったことは記憶に新しいよね。
まぁ一概に低品質なページが多い=順位が下落するというのも若干疑わしいんだけどね。 webweb.jp
下落の要因というよりは順位が上がらない理由のが強いかも。
検索結果もサイト単位ではなくページ単位で表示はされるけど、ドメインでも評価はされているからコンテンツの質が低いページの割合は減らしたほうが良いことは確かだろうね。
誰にも喜んでもらえないページが多いサイトって認識されたら存在意義がなくなっちゃう(笑)
▼低品質なページの見つけ方はこちら▼
サーバーに問題がある
サイトのデータファイルを置いているサーバーが脆弱性を帯びているとヤバい。
方向性が違うけど、直近ではWinwowsを狙ったこんなニュースもあったし。
やっぱりサーバーも意識したほうが良いんですね。
全てのデータを改ざんされたら表示される内容が変わるから気がつくけど、表示されないGoogleが嫌うプログラムコードを埋め込まれていたら危険なのよ
サーバーは強固なものにしておいて損ははないし、ハッキングされてデータファイルを改ざんされたら一気に順位は落ちる可能性は高い。
URLの正規化ができていない
コピー(重複)コンテンツとほぼ同じですね。
http://exapmle.com http://exapmle.com/index.html(php) http://www.exapmle.com http://www.exapmle.com/index.html(php) https://exapmle.com https://exapmle.com/index.html https://www.exapmle.com https://www.exapmle.com/index.html(php)
これらは全て同じ内容を表示するはずだけど、中身は同じ。
スラッシュが一つあるかないかでも別URLと判断しちゃう。
別々のURLと判断されないように、評価してほしいURLを一つにまとめることをURLの正規化と呼ぶの。
ソースコードの中に/index.htmlやwwwありのリンクが一つでもあるとGoogleが辿ってしまうから一旦調べてみよう。
意外?と見落としがちなのがソースコード内になくてもsitemap.xmlに間違った記述をしているとGoogleがクロールできちゃうから合わせて確認してみてね。
nofollowや正規化するURLが記載されたcanonicalタグが入っていれば問題はないけど、インデックスさせないならsitemap.xmlに記載する理由はない。
▼.htaccessやcanonicalタグを活用して正規化対策を行う方法を紹介した内容はこちら▼
他サイトの順位が上がった
有益な情報を持つ他サイトの順位が向上した結果、相対的に自分のサイトの順位が下がってしまうケースね。
上位のサイトと比較して、足りないコンテンツやページの内容から広げられるコンテンツがあれば盛り込むといった対応をするしかない。
逆に言えば、上位のサイトが下落したら今度は相対的に順位が上がる可能性だってある。
「このサイト今まで見たことないぞ?」というサイトがあったらチェックしてみよう!
キーワードの過剰な詰め込み
タイトルやページ内に過剰に対策キーワードを詰め込じゃってるとGoogleからスパム扱いされちゃいます。
パーセンテージとまではいかないけど、読んでいて不自然だと思うならアウト。
あとキーワードだけじゃなくてタグの連発もダメ。
「栃木の温泉旅館みやび屋は栃木県須原にある温泉旅館でございます。創業から90年経った今も、栃木の温泉旅館の変わらぬ湯風景を守り続けております」
そうした背景にある間違った考え方はこんな感じ ↓
今回は「栃木 温泉」というキーワードで上位表示したいから、「栃木 温泉」というキーワードを多めに入れてみたわけさ。 ちなみに、キーワードを入れる場合は、文章に対して5%くらいの割合を意識するといいらしい。
文章に対して●%とか、都市伝説です。
詳しくは、SEOを意識するならこのページを読んでみてね。 www.cpi.ad.jp
あと本でも購入できるよ!
隠しテキストがあまりにも多い
これはもうめちゃくちゃ古い対策だけど、念のため。
本来テキストがあるのに、画面上では表示されないようにする仕組みのことを隠しテキストと呼ぶの。
例えば、黒背景なのにテキストの色が黒だとすると何もないように見えてしまうよね。
ひと昔前は、ソースコード内にキーワードを大量に入れれば簡単に順位が上がるとされていたんだけど、今はそんなことをしていると痛い目をみるよ。
あとは画面の外にテキストを飛ばす方法なんかもある。
text-indent: -9999px;
のようなCSSを使ったやり方も注意したほうが良い。
※場合によってはセーフのこともあり
バイトを当日に休む理由として真っ先に上がる「親族が亡くなったんで」というような小手先な手法で騙せるほど、今のGoogleは甘くないのだ。
不自然な内部リンクがある
<a href="リンク先のURL">ソファーベッド お得</a>
ソファーベッド お得
というように表示されるよ。
検索されるキーワードをそのまま多様に設定しているケースは、ペナルティ要素にもなりやすいし、「あ、こいつこのキーワードで無理やりあげたいんだな」って調査が入る可能性だってある。
リンクを貼る時は、友達に情報を紹介する時のようなアンカーリンクを貼ろう。
クロールしにくいサイト構造
ここが最も難しい要素であって下落だけじゃなく上がらない原因でもある項目でしょう
ユーザーにとってもGoogleにとっても、欲しい情報まで中々たどり着くことができないサイト構造になっていると非常に不便だよね。
サイト運営者からすると、「あ、その情報ならココ押して、その先にあるココを押して、このボタンを一回クリックすると・・・(中略)・・・ほら、たどり着くよ!」って説明できると思うけど、初訪問したユーザーは欲している情報がサイト内にあるかどうかも分からない。
そんな不便なサイトが上位表示されていたら嫌でしょ?
だから、欲している情報を簡単に見つけられるような案内をしてあげる必要があるんだよね。
まぁ記事やコンテンツが増えてくると、その整理が非常に大変なんだけど(笑)
検索しているユーザーが打ち込んだキーワードで表示される情報は、本来知りたがっている情報ではない可能性があることを想定しておくことが重要。
情報Aが知りたいけど、調べ方が分からないからキーワードBで検索
↓
キーワードBで表示されたページの中から、「情報Aに辿り着きそうな手がかり(キーワードだったりページだったり)」を知る
↓
改めてAに辿り着きそうなキーワードCで検索
↓
辿り着くまで繰り返し
上位にいるサイトは徹底されている傾向にあるし、ページを修正したり、カテゴリーを修正する際に起こり得ることなのよね
急に順位が下落したな〜と思ったら修正していないかも確認してね!
URLが変わった
リニューアルやページの修正、ドメインの変更によってURLが変わってしまった場合に良く見かけるケース。
URLが一つでも変わると今までGoogleに評価されていたものが新しいURL先へと100%移行するわけではないの
さらに言うと、301リダイレクト処理を行っても被リンクの力が0%〜80%くらいにまで落ちてしまうのも原因だね。
被リンクに関しては外部的要因が多いけど、URLが変わるということは住所が変わるのと同じこと。
郵便となる被リンクのパワーが前の住所(旧URL)を経由しちゃうわけだから効率が悪いし速度(適切な表現かは微妙。笑)も遅くなっちゃうよね。
ドメインはそのままでリニューアルしたらどうなんですか?
良い質問!
ドメインはそのままでもソースコード、つまりページの中身への評価が一旦リセットされるからしばらくは順位下落する期間はあるのよ。
リニューアルよりも良い中身だったら元の順位以上になる可能性もあるから、しばらく待つことね
じゃあリニューアルしたら絶対下がっちゃう?
絶対とは言い切れないけど、可能性は十分あるから見越したうえで作業を行いましょっ!
なるほどぉぉ!
Googleからのペナルティによる順位下落
Googleからペナルティを受けていると当然順位は下がっちゃう。
ヒューマンエラーと違ってGoogleからGoogle Search Console上に警告メッセージが来ていたら危険!
早急に対処しよう!
悪質な被リンクが原因
ペナルティの大多数は業者から買った被リンクが原因!
ページ内容と関連性のないサイトやページから被リンクを貼られていたり、アンカーテキストがキーワードを意識しすぎた内容が多いでしょう。
ヒューマンエラーのところでも説明したけど、こんな感じで被リンクを貼る業者がいたら即刻解約しよう!
最近、<a href="リンク先のURL">家具 通販</a>で入手したよ!
最近、家具 通販で入手したよ!
これは「家具 通販」で上位表示させたいがために行った完全一致型と呼ばれる被リンクの例だよ。
完全一致型は効果は確かにあるけど、スパム以外の何物でもないよ。
不自然さしかない被リンクが大量に検出されるとペナルティ警告を受けちゃうの。
1回目のペナルティだったら勝手に貼られた被リンクの可能性もあるし、筋ある説明や行動をして申請をすれば、警告解除してくれるみたい。
でも、2回3回とペナルティが続くと反省の意思なし!!と判断されて警告解除できなくなっちゃう。
だって前科一犯よりも前科三犯だと『こいつは危険な奴』って思うよね?笑
▼ペナルティの解除や確認はこちらから▼
まとめ
検索順位が下落する可能性をまとめるよ〜
【人間の手によるヒューマンエラー】
・コピー(重複)コンテンツがある
・コンテンツの質が低い・悪い
・サーバーに問題がある
・URLの正規化ができていない
・他サイトの順位が上がった
・キーワードの過剰な詰め込み
・隠しテキストがあまりにも多い
・不自然な内部リンクがある
・クロールしにくいサイト構造
・URLが変わった
【Googleからの警告の2パターン】
・悪質な被リンクがある
順位をあげるために施策も当然だけど、こういうマイナス要素を潰すのも意識することを心がけることって忘れがちだよねぇ。