アクセス数は亀方式でコツコツ集めるほうが安定する
ビックキーワードよりもロングテールキーワードでアクセスを集める
もはや当たり前のような内容ですし、何を今更そんな基本的な事を・・・と反論する人がいるでしょうが、まぁ暖かい目でみてくださいよ(笑)
こんな底辺みたいなサイトに訪れるくらいの熱心な方なので、あなたはSEO対策に対して何らかの情報を得ようと四苦八苦している方だと思います。
そこで問いたいことがあります。
問 : SEOの効果や結果をどこに結びつけますか?
- 順位
- アクセス
- コンバージョン率
- 上記3つ同率
- 他
上記3つが大概の方の解答でしょう。もちろん、4のように全部ひっくるめてSEOだ!と思う人もいるでしょうし否定をする気はありません。私も実際そう思ってますから(笑)
ちなみにそのなかでも意識すべきポイント(というか流れ)は、
- サイトの構造
- 検索クエリ数
- アクセス数
- コンバージョン率
- 順位
- サイトの構造見直し
です。
「SEO=順位」という昔ながらの概念を意識するあまり、1の「検索クエリ数」を見落としがちな人がけっこう多いはず。
「検索クエリ数」を意識するとサイトの在り方と方向性が定まりますし、修正することができます。そしてユーザーが求めている内容に対してGoogle先生にも対応することができます。
検索クエリとは?
そもそも検索クエリとは何?って人のために軽めにお伝えすると、検索クエリとは、(言い変えれば)検索キーワードそのものです。検索エンジンの検索窓に言葉を打ち込むじゃないっすか、それそのものを「検索クエリ」と呼ぶんです。
「検索クエリ数」とは文字通り、「検索される言葉の数」を意味しています。
1日に検索される無限に近いほどのキーワードの中で、一体どういったキーワードでGoogle先生をはじめ検索エンジンはあなたのサイトを表示してくれるのでしょうか。
例えば「寿司の出前注文を受けるサイト」を運営していたとすると、「寿司」というキーワードで検索する人に対してベストなサイトとは到底言えません。
「寿司」という言葉はサイト(サービス)の業界を示している重要な言葉です。
しかし、自分で検索する立場に振り返ると分かりますが、「寿司」と検索している人は「寿司に関してどういったものを欲している(悩んでいる)」のでしょうか。
「寿司の語源について知りたい」のかもしれないし、 「回転寿司と回らない寿司屋の価格の違いを知りたい」のかもしれないし、 「寿司の肝とも言える酢飯のことを知りたい」のかもしれません。
このように多く検索されているけれど、曖昧で背景が抽象的な言葉はビックキーワードと呼ばれており、上位に表示されることができれば、想像以上のアクセス数を稼ぐことができるはずです。
でも「寿司」に関連するキーワードでアクセスがあったとしてもアクセス数と比較すると期待しているほどの「寿司の出前」を受けることはできないでしょう。
つまり、サイトのアクセス数が上がっても「お寿司の出前」がなければアクセス数は無駄に終わります。実店舗で言うならば冷やかしに近いものです。来たのに何も注文しないという残酷な仕打ちですよ。
とすると、対策するキーワードは自然と「寿司 出前 ●●(宅配可能なエリア)」といったクローズド(具体的)なマーケットを意識したものとなります。
このように複数の言葉が連なって検索されるキーワードは『ロングテールキーワード』と呼ばれます。尾のように長くなるからロング(長い)テール(尻尾のような)キーワードということですね。
- ビックキーワード・・・検索される回数は多いが内容が抽象的で競合サイトも多い
- ロングテールキーワードと・・・検索される回数は少ないけど具体的になるのでマッチしやすい
ちなみに、「寿司」と「寿司 出前」で比較してみました。
Googleのキーワードプランナーで調べた月間の検索数の違いです。
約5000回以上も差がありますが、「寿司 出前」のほうがより具体的になってますよね。
これに宅配可能な「エリア」を追加する対策をして、よりニーズに合った『ほぼ見込み客』にサイトに訪れてもらうだけで簡単に出前注文を受けることに近づきます。
つまり、検索クエリを制するものはSEOを制す!ということなのです。
検索クエリとアクセス数の関係
さて、検索クエリの重要さが分かったところで今度はアクセス数です。
既出のように一見アクセス数を集めやすいビックキーワードを狙いたい気持ちは分かりますが、ビックキーワードオンリーだと苦戦することは明白です。おまけに何のためにSEOをやるのか、なぜSEOをやるのかを理解していないと無駄打ちに終わります。
察しの良い方ならお気づきでしょうが、対策するキーワードは複数あったほうが良いということです。
Googleの度重なるアルゴリズムによっていつ検索結果の基準が変更になるか分からない現在では、ビックキーワード単体だけでは圧倒的に不利です。むしろ不安要素しかありません。
サイトの検索結果は内部対策と外部対策の両方のバランスが重要であるのと同じように、キーワード対策もバランスが重要です。
1個のキーワードで100アクセスを取るよりも、10個のキーワードで100ずつ、合計1000アクセス集めるほうが圧倒的に早いし楽です。(実際は楽ではないですけど)
検索するキーワードが多様化している現在では、多様な形で対策することが望ましいです。
1個のキーワードだけだと先に挙げたGoogleのアルゴリズムだけでなく、競合他社の影響により2ページ目、3ページ目、ましてや表示されない・・・なんてことになりかねません。
しかし複数のキーワード対策を行っていれば、10のうち3ダメになっても7生き残りますのでダメージは少なくすみます。
そもそも論ですが、『表示されるかどうか』ということも前提条件として大切であり、表示される「検索クエリ数」は多ければ多いほどチャンスがあります。
なぜならあまり的を得ていないビックキーワードよりも、設定しているロングテールキーワードの内容は、検索してくるユーザーとのマッチングを図れている(はず)なのでコンバージョンも大きく下がることはないでしょう。
そして自然とリンクを貼ってもらえたりSNSでシェアされて口コミで広がっていったりとして世の中から必要とされるサイトになります。
あとは時代に合わせてサイトを修正したり、抜本的な構造改革をすることで良いサイクルが生まれやすくなります。
順位!順位!というのはグッと抑えて、検索クエリ数をコツコツと稼いでいくことが、後々ブレないサイトへと成長する近道なのです!
<補足> リスクヘッジの観点では株と似ているところがありますね。 はぁ〜STOP高になり続ければ億万長者になれるのに・・・笑